376_マンション管理適正評価制度をきっかけにしたマンションのグレードアップ

マンション管理
適正評価部門

佳作

マンション管理適正評価制度をきっかけにした
マンションのグレードアップ

株式会社大京アステージ 小谷 翔吾

背景

  • アスティミア御池東洞院通は、京都市の中心部烏丸御池駅から、徒歩数分に位置する落ち着いた雰囲気のある築20年のマンションです。しかしながら・・・①マンションの資産管理に対する意識が低く、修繕積立金の増額改定にも理解を得られない・・・当時戸当たり平均月額5,000円②修繕工事に対する意識も低く、考え方は修理であり、グレードアップの必要性を理解できていなかった③「防災」「防犯」もそれなり、消防訓練も長期間未実施・・・と管理に後ろ向きな管理組合でした。

目的

  • 当初の目的は「マンション管理適正評価制度」を導入しませんか?という管理会社としての1つの提案ですが、それをきっかけにした、マンションとしての改善ポイントの明確化が可能となり、結果としては管理会社のさまざまな提案につなげていくことができると考えておりました。

実施内容

「修繕積立金改定」「長期修繕計画改定」「消防訓練実施」「グレードアップ工事実施」
  • 長期修繕計画上の資金計画は「絵に描いた餅」・・・その根拠も、資材や人件費が高騰した今や予定通りではない・・・そんな意見もある中、修繕積立金の改定について検討が行われました。
  • マンション管理適正評価制度を一つの基準として検討することが、管理組合の前向きな議論につながり、管理組合の問題先送りの意識を改善させ、結果として、長期間未実施であった「消防訓練」の実施にまでこぎつけることができました。
  • また、マンションを「きれいにしたい」との意識と高まりから、インターホン交換工事、メールボックス交換工事、宅配ロッカー交換工事といった「マンションの顔」をきれいにする工事も提案し、実施されました。

実施結果

  • この管理組合では管理組合役員の輪番制を採用しており、組合運営上の問題を翌期に先送りする傾向も強く、無責任な管理状況も一部で見受けられました。
  • そのような中で「マンション管理適正評価制度」が発足したことで、私は管理会社の担当者として「どうせやるなら上を目指したい」と考えるようになりました。
  • 管理組合と管理会社のより強固なタッグの完成も目指し、この「マンション管理適正評価制度」にチャレンジすることができました。

苦労した点・工夫した点

管理組合・居住者の声

  • この制度を利用し、修繕積立金の増額・消防訓練の未実施・設備の更新等の課題に前向きに取り組むことができ、総会の合意形成もスムーズでした。

実施にかかった費用

収入増や支出減となった費用